ちょっと違う場所でスマホを操作すると、電波が繋がりにくくなったってことありませんか?
スマホが悪いのか、場所が悪いのか、色々考えたくなりますよね・・
今回はそもそも「繋がる電波」を利用しているかについて取り上げてみました。
格安simやスマホを別の携帯会社へ乗り換えた途端に、電波が繋がりにくくなったなどで悩んでらっしゃる方にオススメの記事です。

1、そもそも、電波って何?
電波ですが、イメージでOKです。
いきなり電波のイメージというと難しいかもしれませんが、なんとなくクネクネ曲がったり、
皆さんの電波のイメージはこんな感じではないでしょうか?
なんとなく一定のリズムでウェーブしているかと思います。
名前の通り、電波は電気の波になります。
波というと、皆さん「海」をイメージされると思います。そして、船酔いの経験ある方は分かると思いますが、
必ず波は一定間隔で山と谷があります。
そして、海の波に山と谷があるように、電波も同じように山と谷になっています。
ちょうど上の図、【電波のイメージ1】を拡大してみると、
山の数が少なく波の幅が広い緩やかな電波になっています。
それに対して、【電波のイメージ2】は
山の数が多く波の幅が少ないきつい電波になっているのが分かると思います。
この山の数(1秒間あたり)がいわゆる、「周波数」と呼ばれ単位は「Hz(ヘルツ)」で表されます。
山の数=周波数ということは、、、
さっきの山が2つあった【電波のイメージ1】は山が2つ=2Hz、
山が7つあった【電波のイメージ2】は山が7つ=7Hzになります。
ここで抑えて頂きたいのが、山の数と周波数は比例するということです。
2、周波数が低い方が電波は繋がりやすい
さて、さっきは山の数と周波数が比例する事について説明させて頂きました。
本題に戻りますが、山数の多い高周波数の電波と山数の少ない低周波数の電波ではどちらがスマホの電波は繋がりそうでしょう?
わかりやすく山を例に説明してみますね。
下の図の様に、山をまたいで黒色のスマホから白色のスマホへ電話をかけようとしてみたとします。
さて、周波数の高い電波(山数が多い)と周波数の低い電波(山数が少ない)であればどちらが電波は繋がりそうでしょうか?
正解は、、
山数の少ない低周波数の電波の方がスマホの電波は繋がりやすいです。
図で見て分かるように、電波は基本的に真っ直ぐ進むため、山数の少ない電波は波の幅が大きくなるため大きな障害物であったとしても、障害物を超えてそのまま進むことができます。
ラジオも同様で、高周波数(山数が多い)のFM放送より低周波数の(山数が少ない)AM放送が建物の陰に入っても電波が繋がりやすいのが分かりやすい例になります。
3、プラチナバンドとは
ここまで、周波数の低い、波の幅が広い電波が繋がりやすいと説明させていただきました。
ここまで分かれば、実際に自分がしっかりと繋がる電波を利用できているかを把握することは簡単です。
それは、現在利用している携帯電話事業者や、今後検討している携帯電話事業者が、山数の少ない周波数の低い電波を取り扱っているかを確認するだけです。
ちなみに、携帯電話の電波において周波数の低い、波の幅が広い電波は700MHz〜900MHzの周波数がとされており、
この周波数帯の事をプラチナバンドと呼びます。
4、まとめ
ここまで長くなりましたが、なんとなく繋がる電波とは何か理解することはできたでしょうか?
冒頭に戻りますが、電波の繋がりにくいと思った時、スマホの性能や場所を模索する前に、そもそも、
利用している携帯電話事業者の電波がプラチナバンドに対応しているかをまずは、確認してみましょう。
携帯の料金プランを安く追求し過ぎたがゆえに、プラチナバンドに対応していない繋がりにくい電波を利用しているかもしれません。
以上が、携帯電話の電波が繋がらないとき、繋がる電波を利用しているかについての記事でした。