2024.08.10

非正規バッテリー搭載のiPhone | 買取査定額への影響は?

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今回のテーマは「非正規バッテリー搭載iPhoneの価値は下がるの?」です。

みなさん、iPhoneのバッテリー交換は「正規バッテリー交換」派ですか?それとも「非正規バッテリー交換」派ですか?

安価でコストパフォーマンスの良い「非正規バッテリー交換」ですが、実は深い落とし穴があります。

今回の記事では、非正規バッテリーがiPhoneの価値にどのように影響するかを詳しく解説します。正規バッテリー交換との違いやリスクについても考察しますので、ぜひご覧ください。

iPhone買取の落とし穴:非正規バッテリー搭載で価値が下がる!

結論から言うと、非正規バッテリー交換を行った場合、買取価格が下がる店舗がほとんどです。

非正規バッテリー搭載が発覚した時点で改造品とみなされ、そもそも買取に応じていただけないケースもございます。

確かに、非正規バッテリー搭載の時点で「充電の減りが急に早くならないか?」「発火しないか?」「Appleの保証は受けられるか?」などの不安が思い浮かぶのではないでしょうか。

早速ですが、次項からは、非正規バッテリーを搭載することで生じるリスクを中心に、『なぜ価値が下がるのか』について説明していきます。

リスク①:低品質の可能性あり

そもそも、非正規バッテリーはAppleの認証を受けていないサードパーティ製のバッテリーのことです。

非正規バッテリーは正規品と比べて品質が劣ることが多く、パフォーマンスや安全性に問題が生じる可能性があります。稀にですが、非正規バッテリーの中に新品のバッテリーとは思えない程の低品質な粗悪品が紛れ込んでいることもあります。

これらの背景としては、非正規バッテリーの多くは中国で製造されていることが挙げられます。中国は電子製品の生産拠点として広く知られていますが、多くの非正規バッテリーメーカーがコストを抑えるために品質管理を徹底していないことが主な理由です。

その結果、充電がうまくいかない、バッテリーの持ちが極端に短い、さらには過熱や爆発のリスクが生じることがあります。

これらの理由から、非正規バッテリーを搭載したiPhoneは価値が減少する一因となります。

リスク②:iPhoneに非正規バッテリー使用の表示(不明な部品)が出る

iPhone XRやXS以降のモデル(iOS 15.2以降)では、非正規バッテリーが検出された場合、設定アプリの「バッテリーの状態」および「一般」→「情報」セクションにアラートが表示されるようになりました。

上記画像に示されているように、「不明な部品」と明確に表示されるようになります。

この通知が表示されることは、ユーザーにとってはやはりネガティブとなります。

結果としてiPhoneの価値を減少させる原因となります。

リスク③:バッテリー最大容量の数字が反映されなくなる

さらに、設定アプリにあるバッテリー最大容量の数字が反映されなくなります(「-%」として表示されるようになります)。

 

これは、バッテリーの健康状態や容量の把握が難しくなり、バッテリーの劣化具合や交換時期を適切に判断することが困難になります。

これらもiPhone自体の価値が減少する大きな理由の内の1つです。

買取査定額(価値)が下がらないようにするには?

さて、ここまでは非正規バッテリー交換を行った際、iPhoneの価値がなぜ下がるかを3つのリスクから説明させていただきました

それでは、ここからは非正規バッテリー交換を行わずに、iPhoneの買取査定額(価値)を下げないための対策について説明していきます。

対策①:正規サービスプロバイダーでバッテリー交換を行う

まず、圧倒的に強くオススメしたいのが、正規サービスプロバイダ(Appleから認定を受けたサービス提供者)でのバッテリー交換になります。

その最大の理由が、バッテリー最大容量が80%未満だった場合、無傷でバッテリー交換に応じていただけるためです。(AppleCare+加入が条件)

また、正規サービスプロバイダの代表格であるカメラのキタムラビックカメラはほとんどの都道府県にいづれかの店舗が存在します。

カメラのキタムラ:店舗一覧 ビックカメラ:店舗一覧

これらからも、そこまで足を運ぶ手間はかからないのに加え、Appleの郵送サービスを利用してバッテリー交換を行うこともできる点を考えると、やはり一押しでオススメできる対策となります。

対策②:低電力モードで、買取を依頼する日まで我慢する

AppleCare+未加入や、もうすぐ機種変更を予定している方は、バッテリー交換せずに低電力モードで使用することをオススメします。

これは、非正規バッテリー搭載のiPhoneよりもバッテリー劣化した正規バッテリー搭載のiPhoneの方が価値が高いとされているためです。

しばらくの間、バッテリーの消耗が早いかもしれませんが、以下の手順に従い、低電力モードへの切り替えなどを試してみましょう。

1.ホーム画面から**「設定」**アプリを開きます。

2.**「バッテリー」**を選択します。

3.**「低電力モード」**のスイッチをオンにします。

低電力モードを有効にすることにより、通常よりも約20%から40%程のバッテリー消費を抑えることができると言われています。

バッテリー劣化は我慢が必要ですが、純正バッテリーのままで買取に出すことがiPhoneの価値を保つ大きなポイントとなります。

これらから近々iPhoneを買取に出す予定でAppleCare+未加入の方は、非正規バッテリーの交換を避け、低電力モードを活用して乗り切ることを強くおすすめします。

また、以前公開した【iPhone】充電(バッテリー)の減りが早い。対策と対処法は?という記事では、低電力モード以外のバッテリー節約対策についても記載していますので、ぜひチェックしてみてください。

非正規バッテリー搭載でもBランク(中古品)買取!?

ここまでは、非正規バッテリーへの交換を検討している方向けの対策をご紹介しましたが、すでに交換を行った方もご安心ください。

iPhone専門店であり、分解パーツの販売も行っているフォンサルドットコムでは、他の状態が良好であれば、15%程の減額は入りますが、非正規バッテリー搭載のiPhoneも通常品と同様にBランク(中古品)として買取可能です。

他店舗で改造品やジャンク品として買取を断られた方も、ぜひ一度LINEかんたん査定または買取価格一覧で買取金額をチェックしてみてください。

いかがだったでしょうか?

今回は、『非正規バッテリーを搭載したiPhone』について、リスク面とその対策について説明させていただきました。

以前は、非正規バッテリーに交換しても設定画面に不明な部品の表記はありませんでした。

しかし、近年のiOSのアップデートにより、非正規バッテリーが搭載されていることが設定画面で明確に表示されるようになり、バッテリー交換の判断材料として重要な要素となりました。

今回は買取を前提にお話ししましたが、買取を目的としない場合でも、iPhoneを長く安全に使用するためには、バッテリー交換を慎重に行うことをお勧めします。